PLコールド勝ち、OB宮本氏も応援
「高校野球・大阪大会3回戦、PL学園8-0みどり清朋」(20日、南港中央)
危なげなくコールド勝ちしたPL学園。その姿をスタンドから暖かいまなざしで見つめるOBがいた。ヤクルトで2000安打を放った宮本慎也氏(44)=野球評論家。仕事の合間を縫って球場へ駆けつけ「古いOBとしては、強いPLであってほしい」と切なる願いを明かす。
存続問題に揺れる中、プレーする選手たちには「そういう状況で甲子園に出れば、間違いなく今後の人生につながる」とエール。幾多の苦難を乗り越え、思いが結実すれば今後の人生を生きていく上で一つの自信になる。
昨夏の決勝も宮本氏は観戦しており「大阪桐蔭とは体の大きさが違う。秋も春も負けていると聞いているので、何とか大きなカベを突破してほしい」。偉大な先輩のゲキに応えるかのように、チームは快勝でまた一歩、聖地へ近づいた。