巨人・原監督 誕生日飾れず3位転落
「阪神4-2巨人」(22日、甲子園)
フラストレーションだけがたまった。巨人・原監督の57歳の誕生日を白星で飾れず、首位から3位に転落。後半戦最初のカードを負け越した。原監督は「この3連戦、2点、1点、2点。2点で勝つのは難しい」と嘆いた。
不安定な能見を攻略できず、六回までわずか1得点。四回1死一、二塁で阿部が二ゴロ併殺に倒れるなど、何度も訪れた好機を生かせなかった。指揮官は「初回の3点というのは、うちにとって軽くはなかったね」と、ため息を吐いた。
重症の打線で、特に4番の亀井が18打席ノーヒットと深刻だ。指揮官は「何とか戦ってもらいたい。ただ、少し(荷が)重いのであれば、代えるのも手かなと思う」と、4番の交代を示唆した。
野手全体に重い空気が広がる中、七回に代打・堂上が右翼席へ2号ソロ。ただひとり、思い切りの良さが際立った。「堂上は非常に良かった。やっぱり主軸バッターが打たないと」と原監督。迷い続けるレギュラー陣に対し、奮起を促した。