ヤクルト畠山3戦連続4番の仕事で首位
「DeNA1-2ヤクルト」(22日、横浜)
ヤクルトが後半戦ロケットスタートだ。敵地でDeNAに3連戦3連勝し、今季4度目の4連勝。20日ぶりに阪神と並ぶ首位タイに浮上。初回に2点以上を挙げる“先制パンチ”が、3試合連続で命中。畠山が4番の勝負強さを見せた。
初回1死一、三塁。畠山は「三塁走者をかえすことだけを考えていた」と、ルーキー・石田の真ん中低めの直球をライナーで中前へ運び、先制の適時打とした。
左内転筋肉離れから後半戦開始と同時に復帰し、3戦連続適時打と、4番の存在感を示している。「今の打順は、川端、山田、比屋根も調子いいし、得点圏での打席が間違いなく増えると感じていた。あまり状態は良くないが、そういうときこそ集中力を高められるようにと意識している」と、役割を自覚している。
杉村チーフ打撃コーチも、「読みとか技術はチーム一。何とかしてくれる感じがある」と信頼を置く。この日は22安打した前日とは打って変わって初回の2点を5投手の継投で守って勝利。「こういう試合を1つでも多く取ることで優勝するチャンスが増える」と話す主砲のバットが、チームを栄冠に近づける。