大野キラー大引弾で今季初の5連勝ヤ
「ヤクルト7-5中日」(24日、神宮)
リーグトップの9勝を挙げている中日・大野を攻略して、ヤクルトが今季初の5連勝。5月5日以来の貯金1とし、阪神と並ぶ首位を守った。大引が2号2ランで打線を勢いに乗せた。
1-1の四回無死一塁。内角に甘く入った直球を逃さずミートすると、打球は左翼席へ飛び込んだ。「腕をうまくたたんでバットに乗せて打つことができた」と振り返った。
今季被本塁打6本の大野から、これで2本塁打。キラーぶりを発揮した。「球界を代表する左腕なので、初球から積極的に打とうと心がけた」ことが好結果を生んでいる。神宮球場ではプロ初アーチ。法大時代には打ったことはあるが、「このユニホームを着て打ててホッとしている」と笑みを浮かべた。
シーズン序盤は1割前後の低打率にあえいだが、この日で10試合連続安打。「数字はあまり考えず、後半戦、1試合でも多くチームに貢献できるように考えている」と、目の前の試合に集中する。
真中監督も「内容もいいし、みんなを勇気づける一発だった」と評価。FA新戦力の本領発揮はこれからだ。