ヤクルト山田3戦連発 7連勝で堅首
「ヤクルト8-7中日」(26日、神宮)
ヤクルトが連日の接戦を制して中日3連戦3連勝。11年9月の9連勝以来となる7連勝とし、首位の座を守った。得意の先制パンチがまたもさく裂し、後半戦6試合すべてで初回に得点を記録。この日は本塁打リーグトップに立つ山田の3試合連続となる23号3ランだった。
0-0の初回無死一、三塁。初球の高めに入ったスライダーをフルスイングすると、打球は高く舞い上がり、バックスクリーン左に着弾。「一、三塁だったので最低でも外野フライと思ってゾーンを上げて待っていたところに変化球が高めに来たので、思い切ってスイングしていくことができた」と満足げに振り返った。
「タイミングが一番合っていると思う。結果も出ているし、調子はいいのかな」と話すように、後半戦に入って打率・593、4本塁打、12打点と絶好調。連続初回得点を「先制点を取ったら勢いづくし、勝つ確率も高くなる」と意識する。
その言葉通り、三回には川端の5号ソロ、四回の中村の1号ソロを誘発するなど打線が爆発。山田の前を打つ川端は「アイツ(山田)に回せば何とかしてくれるし、1、2番が出ると得点につながる」と信頼を置く。山田が打てばツバメは高く舞い上がる。