ロッテ石川 1カ月ぶり白星で8勝目
「ロッテ2-1西武」(28日、QVC)
ロッテ・石川が、6月30日の楽天戦(QVCマリン)以来、約1カ月ぶりの白星となる今季8勝目を挙げた。7回1失点。チームを4連勝に導き、3位・西武に2差と迫った。
「自分を見つめ直して投げました」。同点の七回1死満塁。石川はカウント1-2から栗山にストライクからボールに逃げるシンカーを振らせ、三振に斬った。普段は闘志を内に秘める男が、思わずガッツポーズ。続く浅村を右飛に打ち取り無失点で切り抜けると、その裏の味方の勝ち越しを呼び込んだ。
自身3連敗中で迎えたマウンド。伊東監督は、勝ちに見放されていた石川に、「いつもやられるパターンは一緒だった。追い込まれてから打たれることが多かった」と話し、ボール球を駆使した投球術を説いてきた。それが、この日最大のピンチで生かされた。「栗山へのボール、良かったね。いつも、ああいうのを求めてる」と目を細めた指揮官。石川も「何とか粘れました」と、岸との投手戦を制し、笑顔を見せた。