中日13年ぶり7連敗…大野復調兆しも
「巨人6-3中日」(31日、東京ド)
打球はあっという間に左翼席へ吸い込まれた。3-3の八回、2死一、二塁。中日・大野が投じたのは真ん中低めの直球。しかし村田に、ものの見事にはじき返された。02年以来の7連敗。13年ぶりの屈辱だ。
大野は後半戦初登板となった24日のヤクルト戦(神宮)では6回を投げ、自己ワーストタイの7失点だった。それから1週間。フォームを見直した。「下半身が使えていないと思ったので、強い球を投げる意識を持った」。復調への兆しは見せた。しかしこれで3試合連続の黒星。10勝目が遠い。
谷繁監督兼選手は「粘り強く、何とかそういう思いでやっているが」と言葉を絞り出した。5位とのゲーム差は4に開いた。混戦から、このまま脱落してしまうのか。