キヨシ爆発10点!うさ晴らし連敗脱出
「DeNA10-4広島」(31日、横浜)
歓喜のち試練…。DeNA・中畑監督が勝負どころと話した遠征“大阪夏の陣”を1勝5敗の惨敗で横浜へ帰還。だが本拠地で打線が爆発し、代償を払いながらも大きな1勝を手にした。
「大きいよ。マエケンから6点取ったのは初めてじゃないの?ウチにとっては、ものすごく大きな1勝だよ」と指揮官のテンションも最高潮だった猛攻。まずは初回だ。
1死二塁から前田を苦手としていた梶谷の右中間二塁打で先制すると、一、三塁となってから4試合ぶりにスタメン復帰のロペスが左越え適時二塁打を放つなど、この回4得点。二回にも2点を加え、早々に前田をKOした。四回にもロペスの2ランが飛び出し楽勝ペース…かと思えた。
だが五回に先発・井納が2点を返されると、約2カ月ぶりの勝利が目前の右腕に交代を命じて継投に入った。「内容も悪かったし、あのまま投げていたらチームが負け試合になる」。連敗を4で止めるために断行した鬼采配。その執念が勝利へとつながった
だが試合後に、五回の守備で左太もも裏を痛めた石川と、右肩張りの井納の出場選手登録抹消が決定するなど不安要素も…。それでも7月が終わり「(8月は)いいスタートを切りたいね!」と逆襲への思いを力強い言葉に込めた。