西武13連敗 球団ワーストを更新
「楽天5-4西武」(4日、コボスタ)
かつて常勝軍団と呼ばれた西武がもがき苦しんでいる。終盤に勝ち越しを許して球団ワーストを更新する13連敗。田辺監督は「連敗中のチームにはミスが出てしまう。そこを防ぎきれなかった」と敗因を口にした。
3失策が全ての失点につながった。一回は聖沢の遊ゴロを外崎が捕球しきれず、そこから2点を先制された。2点を追加された五回は無死一塁でバントを処理した岸が二塁へ悪送球。八回は遊撃の外崎が犯した二つ目の失策をきっかけに勝ち越しを許した。
八回の強い当たりは、打球がはねて伸びてくるコボスタ宮城のグラウンドで、新人の外崎には確かに難しかった。試合後は口を固く結んだまま無言で引き揚げた。5回4失点の岸は「いつも野手に助けてもらっている。そこを自分が抑えないと」と自分を責めた。
プラスの要素も出た試合ではあった。0-4の七回に不振だった浅村の3点二塁打などで追い付いた。田辺監督は「攻撃のいいところは出ている。何とか次に生かしてくれたら」と前を向いた。