日本ハム自力V消滅「勝ち切れない…」

 「ソフトバンク4-3日本ハム」(4日、ヤフオク)

 延長十一回1死二塁。日本ハム・増井が投じた低めのフォークにソフトバンク・本多が食らいつく。打球は右前へポトリと落ちた。二塁走者の中村晃が本塁を駆け抜けると、自力優勝の可能性が消えた日本ハムベンチはしばらく固まったままだった。

 今季3度目のサヨナラ負けで首位ソフトバンクとは10・5差に開き、マジック38が点灯。栗山監督は「結果が全てのことなんでね。勝ちきれないことに対して反省していきたい」と振り返った。

 しぶとく粘ったが最後に力尽きた。2点を追う六回1死一、二塁から田中の右前適時打で1点差。七回2死一塁から西川が右越え適時三塁打を放ち同点。その裏は、先発有原が七回1死三塁から最後の力を振り絞り、吉村を一邪飛。続く明石を二ゴロに仕留め踏ん張った。

 八回以降もリリーフ陣が走者を許しながらもしのいだ。八回1死一、二塁。3番手の白村が李大浩に右翼へ飛ばされた大きな飛球はわずかポールの外を通過。その後、満塁とし松田をフォークで空振り三振。中村晃を左飛に抑えピンチをしのいだ。九回は先頭今宮、細川を伸びのある直球で空振り三振。2死二塁となったが、高田を150キロ直球で空振り三振を奪い、ガッツポーズ。「抑えられてよかったです」と2年目右腕は胸をなで下ろした。

 この中継ぎ陣の踏ん張りを打線は援護できず。八回から継投した相手の森、サファテ、森福、五十嵐の盤石リリーフ陣を攻略できなかった。

 栗山監督は「うちが連敗して(マジックが点灯し)責任を感じる。いつかこの悔しさを晴らしたい」と残り試合で無念さを晴らす決意をみなぎらせた。

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