大谷プロ初サヨナラ打!お立ち台で絶叫
「日本ハム4-3楽天」(8日、札幌ド)
打った瞬間、勝利を確信した。打球が右翼線に弾むと日本ハム・大谷は一塁を回り、ヘルメットを放り投げた。プロ初のサヨナラ安打。ペットボトルの水をかけられながら満面の笑みでガッツポーズ。お立ち台で「本当にうれしい」と喜んだ。ともに上がった矢野とともに「ファイターズ最高!!」と叫んだ。
延長十回無死満塁。最高の切り札が残っていた。大谷の名が告げられると、地鳴りのような歓声が起こる。8球目の内角スライダー。右肘をたたんで思い切り引っ張った。劇的な幕切れにスタンドも熱く、激しく揺れた。
この日は両親が観戦に訪れた。父・徹さんは「活躍を見られてラッキーです」と笑みを浮かべた。「もっともっと、打席で貢献したい」と大谷。この一打をきっかけに投打でチームを上昇気流に乗せる。