中田、祈り通じた決勝打!ハム3連勝
「日本ハム5-2楽天」(9日、札幌ド)
祈りが通じた。2-2の八回1死二塁。日本ハム・中田は、クルーズの内角の153キロ直球をフルスイング。会心の当たりではなかったが、打球は左翼線へ落ちた。二走の中島が本塁を駆け抜けると、主砲は両拳を突き上げた。
7月14日以来12試合ぶりの決勝打。「ここ最近、ふがいない打撃をしていて情けなかった。ハートがへし折られてたけど、久々にタイムリーを打ててうれしかった」と喜んだ。
前日までの5試合は20打数2安打、打率・100。グラウンドを訪れたOBの稲葉篤紀氏に「どうしたらいいか分からない」と打ち明けたほど。打撃練習後は始動を早くすることを意識してロングティー。黙々とバットを振った。
その成果もあり、マルチ安打。チームは3連勝となり、「もっと4番の仕事ができるように頑張る」と誓った。