楽天・大久保監督、残り試合は攻撃重視
楽天・大久保博元監督(48)が10日、攻撃重視で残り44試合を戦う考えを明かした。借金は12。9日の日本ハム戦後、コーチミーティングで攻撃型オーダーを模索した指揮官は「とにかく点を取らなきゃ」と語気を強めた。
ここまでチーム得点、本塁打、打率すべてでリーグ最下位。チーム防御率はリーグ2位だけに、打線の低迷が際立っている。その一方で、失策数もリーグワーストタイの66個。それでも守備には目をつぶり、打力を優先させていく。
この日、枡田と守備に定評のある榎本の登録を抹消。代わりに北川、島内を昇格させる。4年目の北川は初めての1軍。今季は2軍で経験を積ませる予定だったが「そんなこと言っていられない」と方針転換。2軍で打率・347の22歳を浮上への起爆剤とする。
チームは札幌から帰仙。11日からは3位・ロッテとの3連戦で、指揮官は「3つ勝たないと話にならないだろ」と意気込んだ。3連敗なら3位と10差。崖っぷちの状況から攻めの姿勢で光明を見いだす。