ハム栗山監督、大谷におかわり封じ厳命
日本ハム・栗山英樹監督(54)が10日、自己最多12勝を懸け、11日の西武戦(西武ドーム)に先発する大谷翔平投手(21)に中村封じを厳命した。前回7月24日の対戦時には満塁弾を含め2打席連続本塁打を許したおかわり君の内角を、強気に攻めるよう指示した。
同じ相手に2度も打たれることは許さん!。9日に王貞治を超える日本記録、通算16本目の満塁本塁打を放ったおかわり君。栗山監督は「翔平も1本、貢献しているね」と苦笑い。だからこそ、前回の借りを返せとばかり鼻息が荒い。「攻めてくれ、と。逃げちゃいけない。内角にいって投げ切れればいいけど」と力を込めた。
大谷も勝利のためには、おかわり斬りを果たさねばならないと自覚している。「いい打者で抑えるのは難しいですけど、しっかりと自分の持てるものを出したい」とリベンジを宣言。前半戦で10勝を挙げたが、後半戦2試合の登板で1勝1敗、防御率8・76と下降気味。それでも「とくに疲れもないです。まずは六回まで抑えて、ゲームをつくる」と意気込んだ。
夏の甲子園で母校・花巻東は初戦突破。「うれしい。もっともっと勝ってほしい」とエール。後輩の活躍に刺激を受け、気分よくマウンドに上がる二刀流。おかわり君の内角をえぐり勝利を引き寄せる。