西武・岸が執念完投星!エース対決制す
「西武2-1日本ハム」(11日、西武ド)
エース対決を粘りの投球で制した。先制を許した直後の七回。メヒアの逆転2ランを見届けた西武・岸が気持ちを奮い立たせた。「もう一度、ここからやろうと思った」。九回はこの日最速の149キロを計測し、今季初完投勝利で大谷に投げ勝った。
7月10日の大谷との投げ合いは8回無失点の大谷に対し、8回1失点で完投負けした。その試合以降も好投が結果に結びつかず、自身3連敗。かみあわない歯車に、球団スタッフを誘って神社へお参りに行くことも検討したほどだった。
チームは対戦9試合目で大谷に初黒星をつけた。田辺監督も「岸の好投に尽きる。逆転した後は、最後まで投げてもらうつもりだった」と賛辞を送った。エースは46日ぶりの白星も、今季はまだ2勝。4位に甘んじる獅子を浮上させることが、今後の使命だ。