ソフト劇的4点差逆転!柳田サヨナラ弾
「ソフトバンク7-6オリックス」(11日、ヤフオク)
九回2死の土壇場からソフトバンクが4点差をひっくり返した。2死満塁で中村晃が2点適時打を放ち、さらに一、二塁で柳田が3球目を強振すると、打球は右中間席に飛び込む逆転サヨナラ3ランとなった。チームメートはベンチを飛び出し、背番号9は「まさか打てるとは。感触は良すぎて覚えていない。家に帰って余韻に浸りたい」と興奮を抑えきれなかった。
先行を許す苦しい展開。柳田も「俺(が観客)だったら帰るかな」と思うほど敗色濃厚だったが、そこから逆転できるのが、首位を独走するチームの底力だ。
工藤監督は奇跡的な逆転劇に「ドラマか映画を見ているみたいだ」と声を上ずらせた。2位・日本ハムが敗れ、マジックナンバーは二つ減って33。一気にゴールまで突っ走る勢いをつけるような一夜になった。