天国から地獄…巨人・菅野痛恨8敗目

 「巨人2-3DeNA」(13日、東京ド)

 あと2人から…。まさに天国から地獄の逆転負けだった。巨人・菅野が完封目前の九回1死から3失点し8敗目。代打・倉本、梶谷に連続二塁打を浴びて1点差とされると、筒香に右翼席へ逆転2ランを運ばれた。「結果が全て。打たれたら何も言えない」と唇をかんだ。

 八回まで2安打無失点と好投し、誰もが完封を疑わなかった九回。「先頭打者を取って安心したのは少なからずあった。倉本のところは安易にいきすぎた」。一瞬の心の緩みが致命傷となった。

 原監督はこの試合、阿部を休ませ、最近2試合欠場していた村田を4番に抜てき。「村田も戦力になってほしいし、慎之助も(今後)元気いっぱい出てほしい」。29試合ぶりにスタメン出場した高橋由は1本塁打2打点の活躍。勝てば、全てがプラン通りのはずだった。

 首位の阪神が勝ち、ゲーム差は2・5と広がった。「こういう厳しい戦いで勝ちきれないのは自分の甘さ。まだまだ」と菅野。エースにもチームにも、痛い敗戦となった。

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