ソフトB底なしの強さ M31貯金34
「ソフトバンク8-2西武」(14日、ヤフオク)
強さの底が見えない。12球団ナンバーワンの得点力を誇るソフトバンク打線が西武・十亀にいきなり襲いかかった。一発攻勢で一回に3点を奪うと、追い付かれる気配さえなく逃げ切った。
先制パンチを見舞ったのは柳田。持ち味である逆方向への24号ソロに「しっかり自分のスイングができた」。李大浩の四球を挟み、今度は松田。左中間ホームランテラスへ25号2ランを放ち「何とか入ってくれて良かった」と喜んだ。
テラス席で外野が狭くなった影響は顕著で、チームの本塁打数は既に昨季の95を上回る98本塁打。李大浩も25本塁打をマークしており、ダイエー時代の松中、ズレータ、城島以来の30発トリオ誕生も現実味を帯びてきた。
柳田は4打数4安打で西武の秋山を抜き、打率でリーグトップに浮上。松田もサイクル安打にあと一歩の4安打4打点で存在感を示した。主将の内川が左脇腹痛のために2試合連続で欠場したが、主役級の強打者が暴れ、積み上げた貯金34。優勝マジックは31に減った。