楽天・斎藤隆 今季限り引退表明
楽天・斎藤隆投手(45)が17日、コボスタ宮城で会見し、今季限りでの現役引退を表明した。大洋(現DeNA)でプロ生活をスタートさせ、米大リーグでの7年を挟み、24年にわたったプロ生活。「幸せな野球人生でした」と晴れやかな表情で語った。
会見場に現れた斎藤はすっきりとした表情を浮かべていた。「今は晴れやかな気持ちです」。日米合わせて24年間の現役生活。燃え尽きた。
今季登板はわずか2試合。決断の理由を「自分が1軍で力になれていない現状、いろんな意味で引き際は今じゃないかと感じた」と明かした。
日米24年間では先発、中継ぎ、抑えの全てで活躍。横浜、楽天では日本一に貢献した。05年オフには横浜を自由契約となり、36歳で米大リーグに挑戦。1年目はドジャースでマイナーからはい上がり、24セーブを挙げる活躍を見せた。「マイナーからメジャーを目指しながら、野球をどう終えようと考えてやってきた」。しかしそこからメジャーでは7年、楽天で3年プレーすることができた。
出身地の仙台に本拠地を置く楽天でユニホームを脱ぐ。星野SAに電話で引退を伝え「『お前は幸せな野球人生を歩んだな』と言われ、グッときた」と振り返った。球団も功労者としてシーズン終盤に引退試合を開催する予定だ。