ハム大谷、3度目完封で自己最多12勝

 「ロッテ0-6日本ハム」(18日、QVC)

 九回2死。井口をこん身の155キロで空振り三振に斬ると、日本ハム・大谷は一回転し、ガッツポーズだ。今季3度目の完封で自己最多12勝目。「今日から、開幕する気持ちで投げました。もっともっと勝てるように頑張ります」と、晴れやかな表情で語った。

 前半戦での10勝達成から一転、後半戦は1勝2敗。「全てをリセットしていきました」。連敗中のマウンドだったが、初心の気持ちでロッテ打線と対峙(たいじ)した。

 初回、先頭の荻野貴を114キロカーブで見逃し三振。「カーブがいい時はフォームが安定している」と厚沢投手コーチ。状態のいい二刀流は初回から三振の山を築く。四回2死からデスパイネを最速159キロ直球で見逃し三振に仕留めると、「シャー」と雄たけびを上げた。終わってみれば12奪三振。阪神・藤浪に次ぐ両リーグ2位の151三振とした。

 この日はランディ・ジョンソン氏らダイヤモンドバックス関係者が来場した。貴賓室で観戦する同氏の前で奪三振ショーを演じた大谷は「長身で左投げの方ですよね。偉大な投手ですよね」と笑顔。試合後、同氏と観戦したデリック・ホールCEOは「彼の球威と制球の良さには非常に驚かされた」と絶賛。「大谷」の名を知らしめる快投だった。

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