ソフトB千賀、今季&先発初星に感慨
「オリックス0-1ソフトバンク」(18日、京セラ)
7回無失点で先発として新たな一歩を踏み出した。2013年に救援で51試合に登板したソフトバンクの5年目右腕、千賀が今季初登板で昨季の沢村賞投手、金子に投げ勝った。先発としては初白星で「1軍のマウンドは緊張した」と感慨に浸った。
育成出身の22歳。支配下登録された12年に2試合に先発したが、勝ちがなかった。昨年6月に右肩の異常で離脱し、リハビリが8カ月にも及んだ。先発に再転向した今季はウエスタン・リーグ(17日現在)トップの8勝、81奪三振をマークして好機が来た。
今回は「お試し」登板の色が濃く、登録抹消が決まっている。千賀は「しっかり今後に生かさないと投げさせてもらった意味がない」と承知する。首位を走りながら、工藤監督はさらに先の戦力充実も見据えている。