DeNA守乱…あぁ今季ワースト借金9

 「阪神7-2DeNA」(22日、京セラ)

 DeNAが前夜に続く守りのミスで星を落とした。中畑監督は開口一番「いやあ、弱いね。残念。きのう、きょうと弱い部分、悪い部分が出た。ここで踏ん張らないと後がなくなる」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。

 同点の四回だった。1死一、二塁から、藤井の遊ゴロを白崎が二塁に送球したが、これが野選となり満塁。勝ち越しを許すきっかけをつくった。この日は適時失策も2つ。敗れるべくして敗れた。

 「違う判断をしないといけなかった。自分のミス。自分自身に腹が立ちます」と白崎は悔やむ。試合前は「守備重視で行く」と宣言し、中堅に桑原、二塁に飛雄馬を起用した中畑監督。試合後は「守りだよな。守りの方でこれだけミスが出ると相手にチャンスを与えてしまう」と敗因を述べた。

 「打てない、守れない、投げられない。三拍子そろっている…」とつぶやいてバスに乗り込んだ指揮官。打てないなら、守りきるしかない。その守備が破綻した。借金は今季ワーストの9に肥大した。

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