燕・山田32号!トリプル3射程入った
「ヤクルト5-2巨人」(25日、神宮)
“トリプルスリー”と三冠王を射程圏に入れる男のバットがまたも爆発した。巨人、阪神との戦いが8試合続くサバイバルで白星発進。ヤクルト・山田が32号2ランで石川を援護した。
四回2死一塁。山田が高めに甘く入ったスライダーを逃さず捉えると、打球は力強い弾道を描いて左翼席に着弾。チームを勢いづける一発を「甘い球だったが、ミスショットせずにうまく反応して対応することができた」と振り返った。
チームの浮沈がかかる初戦で見事な仕事。「最後まであきらめず、今日みたいな試合を続けていけば優勝もあり得る」と表情を引き締めた。中4日で闘志あふれる投球を見せた石川には、「後ろから見ていて守りやすくて、おかげでバッティングも守備からリズムをつくれた」と感謝した。
これで本塁打数は2位に10本差をつける独走。打点は畠山に4差と迫る2位。打率もトップの川端に1厘差に迫る2位。26盗塁はトップで、3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーが現実味を帯びる。