金子これぞエース!オリ最下位脱出
「オリックス1-0楽天」(25日、京セラ)
オリックスが今季初の最下位脱出だ。開幕カードの西武戦で3連敗してから続いたテールエンドの指定席。113試合目、三度目の脱出チャンスでついに、抜け出した。
頼りになるのはこの男だ。金子が7回4安打無失点の好投。1点のリードを守りきった。四回にはペーニャの何でもない飛球を安達が捕球しながら持ち替える際にこぼして落球。まさかの失策も「これで点を取られたら逆に安達が重くなる。何としてもゼロに抑えないと」とウィーラーを空振り三振、銀次には安打を許したが、後藤、藤田を飛球で仕留めた。
球数は94球だったが、八回からは継投に入った。「自分から代わることはないので」とベンチの方針だったことを明かした。チームが勝つことが最優先。素直に受け入れた。
ついに5位浮上。開幕前に優勝候補として挙げられたチームにしては寂しい話。自身も右肘手術の影響で出遅れた。「期待された中で始まって僕らも予想していなかった。その現実を受け止めて今、できることをやるしかない」と目の前の一戦に集中した。
「3位になるためには一つずつ勝つことが大事。まだまだあきらめずにやります」
エースは奇跡のCS進出だけを見据えている。