「オリックス０－６楽天」（２７日、ほっと）

　これまでの貧打がウソのように打線がつながり、楽天は連敗を８で止めた。先発全員の１４安打で６得点。１５日以来の勝利に「勝つっていいよなあ」としみじみ話した大久保監督は「きちっとチーム単位で対策し、実行できた」と胸を張った。

　初回は三者凡退。「しばらく打てないんじゃないかと思った」という指揮官の心配は杞憂（きゆう）に終わった。三回に松井稼の犠飛などで２点を奪い、五回には４点のビッグイニング。リーグ３位の防御率２・２８を誇っていたディクソンをＫＯした。

　３位とのゲーム差は「７」のままで、苦しい状況に変わりはない。それでも「連敗中とは思えない攻撃を見せてくれた。まだまだいけるという戦いぶりだった」と指揮官。この１勝がきっかけとなるか。