清宮、打点王狙う!前回大会の森お手本

 「U-18W杯・1次ラウンドA組、日本-ブラジル」(28日、舞洲)

 U-18ワールドカップ(28日開幕、甲子園など)に出場する高校日本代表は27日、初戦となる28日のブラジル戦(舞洲)に向け、大阪市内で2時間の公式練習を行った。スーパー1年生・清宮幸太郎内野手は、中軸として勝負強さにこだわる姿勢を強調。13年の前回大会で打点王に輝いた森友哉(現西武)ばりの活躍を誓った。

 偉大な先輩に続く。それが初の世界一への近道になる。「任された役目を全うするだけ。自分も同じぐらいの活躍ができればいい」。森が前回大会で打点王に輝いたことを聞いた清宮は、キッパリと決意を口にした。

 打線のけん引役として、2年前の森の姿はお手本になる。全9試合で3番に座り、7戦連続を含む15打点。ベストナインにも選出された。準優勝した日本チームでも、最大級の貢献度だった。

 清宮がこだわるのも「ここぞの場面での1本」。西東京大会は6試合10打点、甲子園では5試合8打点。26日の大学日本代表との壮行試合でも、中前適時打でチーム唯一の打点を挙げるなど、勝負強さは際立っている。

 リトルリーグで世界一を経験。国際大会に慣れているのも心強い。初戦の相手・ブラジルを「体が大きいしパワーもあると思う」と警戒しつつ、「物おじせず、自分たちの野球で向かっていければ」と、自然体で挑む。

 この日のフリー打撃では、70スイングで3本の柵越え。木製バット、両翼100メートルの球場の広さも関係ない飛距離を見せつけた。「勝負強いバッティング、長打を見て欲しい」。日本中を沸かせた怪物1年生。大暴れする舞台は、世界に移る。

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