西武4500勝!十亀が自己最多9勝
「楽天2-3西武」(28日、コボスタ)
不振を脱した主力2人が活躍し、西武が節目の勝利をつかんだ。楽天を下し、1950年の球団創設から通算4500勝に到達。2リーグ制以降に発足した球団では最速で、プロ野球6球団目の快挙だ。それでも田辺監督は「通算4500勝?知らなかった。もう試合数も残り少ない。どんな形でも勝っていかないと」ときっぱり。4位ロッテと1差でCSを争う最中だけに、視線は目前の白星だけだ。
勝利の立役者は先発十亀だ。力ある真っすぐを軸に7回を2失点。自己最多のシーズン9勝目を手にした。「(4500勝の)節目の時に勝ててうれしい。足踏みせず目標の2桁勝利を達成したい」と勝利を喜びつつ次の先発に視線を移した。
1点リードの九回は高橋朋が1死一、二塁としたが切り抜け、7月7日以来の今季22セーブ目。一時は不振で抑え役から外れていただけに「直球がよくなってきた」と手応えをつかみつつある。CS進出に向け主力の復調が重なる、意味ある節目の1勝となった。