ロッテ大谷が右内転筋肉離れで離脱
ロッテ・大谷智久投手(30)が31日、右内転筋肉離れで出場選手登録を抹消された。この日、東京都内の病院で精密検査を受け、全治3週間と診断された。今季中の復帰は絶望的で、CS進出を狙うチームには痛すぎる離脱となった。
“八回の男”として守護神・西野につなぐ勝利の方程式を担い、今季48試合に登板。28ホールド、防御率2・73と大車輪の働きを見せていた。
落合投手コーチは「六、七、八回は決めない。益田、内、松永、それに香月。思い切って藤岡も使う。イニングの頭からとかは関係なく、相手バッターとの苦手、得意も加味しながら、突っ込んでいく」と、総力戦でしのぐ構えを示した。
荷物整理でQVCマリンを訪れた大谷は「チームに申し訳ないです。50試合登板を目指していましたが、それも難しいかもしれない」と肩を落としたが、滑り込み復帰とチームのCS進出を信じ、回復へ全力を尽くす。Aクラス争いまっただ中で襲った試練。セットアッパー不在という困難を一丸で乗り越える。