ロッテ角中、天敵の大谷撃ち2ラン

 「日本ハム2-4ロッテ」(2日、東京ド)

 天敵に土を付けた。初回無死一塁。ロッテ・角中が大谷の153キロの低めの直球をたたくと、打球は低い弾道でスタンドイン。「同じ相手に何度もやられるわけにいかない」。今季2試合に対戦し、いずれも完封負けを喫した大谷から放った先制2ランが、価値ある勝利を呼び込んだ。

 「変化球も頭にあったけど、体が自然に反応してくれた。珍しくタイミングがドンピシャだった」。制球の定まらない右腕に浴びせた会心の一撃。伊東監督も「調子が上がる前に点を取ってくれた。カク(角中)の一発で主導権が取れた」とうなずいた。

 「CSまで行ければ当たると思うので、少しでも悪いイメージを植え付けたかった」と角中。頼もしい男が打線をけん引していく。

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