ロッテ3位浮上も角中骨折で今季絶望…
「日本ハム2-3ロッテ」(3日、東京ド)
3位浮上も、手放しで喜べなかった。アクシデントが伊東ロッテを襲った。七回1死一塁。角中はバントの構えから吉川の投球を左手にまともに受けた。試合後に左手薬指と小指の骨折が判明した。
激痛に顔をゆがめ、立ち上がることができなかった。前夜は天敵の大谷から先制2ランを放ち、チームを勢いづけたばかり。都内の病院へ直行し、検査の結果、骨折と診断された。全治6~8週間の見込みで、今季絶望となった。角中は「アウトです。監督からは『日本シリーズに合わせろ』と言われましたが、CSに間に合えば」と肩を落とした。
チームはCS進出をかけ負けられない戦いを繰り広げている。セットアッパーの大谷が右内転筋の肉離れで離脱したばかり。さらに打線のキーマンを欠くことになり、伊東監督は「状態が上がってきた矢先だっただけにね…」とショックを隠しきれなかった。
一方で左手首の骨折で戦列を離れていた今江が、5日の2軍戦で実戦復帰予定。1軍昇格が近い。チーム一丸で危機を乗り越えていく。