雄星8勝!西武のV消滅危機を救った

 「ロッテ0-6西武」(5日、QVC)

 得意のクロスファイヤーをズバリと決めた。6点リードの七回2死一、二塁。西武・菊池が代打サブローの内角を思い切りえぐった。「たまたまうまいところにいきましたね」。150キロの真っすぐで空振り三振。派手なガッツポーズを繰り出した。

 負ければ7年ぶりのVが完全消滅し、自力CS進出も消える一戦。「最初から(腕を)マン振りでいった」。五回以降は疲労やフォームの違和感もあったが、最速152キロの直球を軸に踏ん張った。

 8回無失点で8勝目。4位・ロッテとのゲーム差を1に広げ、田辺監督も「評価できる」とうなずいた。菊池も「(自分の登板は)残り3試合程度。全て勝つ」。自身初の2桁勝利達成でCS進出に導く決意だ。

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