西武・高橋光5連勝 高卒新人で松坂以来
「ロッテ3-9西武」(6日、QVC)
自分を信じて腕を振った。4点リードの五回2死満塁。西武・高橋光はフォークでデスパイネを左飛に仕留めた。「1点もやりたくなかった」。ピンチをしのぎ、5回2失点。高卒新人としては1999年の西武・松坂大輔(現ソフトバンク)以来の5連勝を達成した。
初回に2点を失ったが、直後に炭谷の3ランで逆転してもらうと、立ち直った。「打線のおかげで楽になった」。二~四回は走者を許さなかった。
自身の連勝記録については「特にない。次の試合を意識してやるだけ」と言い切った。それでもかつてのエースに肩を並べた。「自分もエースと呼んでもらえる投手になりたい」。登板機会がないため、7日に出場選手登録を外れる予定だが、入団時から掲げる目標に確実に近づいている。
首位ソフトバンクが勝ち、7年ぶりのリーグ優勝の可能性は消えた。田辺監督は「CSという目標に向かって、一丸でやる」と気持ちを切り替えた。3位争いのライバル、ロッテに敵地で3連勝。意地でもAクラスを死守する。