ハム大谷ワースト7失点…鷹止められず
「日本ハム3-7ソフトバンク」(10日、札幌ドーム)
日本ハム・大谷でも猛威をふるう鷹打線を抑えられなかった。6回0/3を投げ、自己ワーストの10被安打、自己ワーストタイの7失点でKO降板。昨年9月から8連勝中だった札幌ドームで今季初黒星を喫した。
試合後は言い訳せず、敗北を認めた。「投手がしっかり投げれば大量失点はない。今日に関しては自分の力不足かなと思います」。負の流れを止められず、本拠地でチームは屈辱の3連敗となった。
初回は完璧だった。福田、明石を三振に斬り、柳田には初球から3球目まで最速158キロをマーク。3者連続三振でスタートした。しかし二回、無死一、二塁から松田に右翼席へ先制3ランを被弾。同点の六回無死一、二塁では、中村晃の投前への飛球にダイビングを試みるも捕球できず、満塁に。続く今宮に中前へ勝ち越しの2点適時打を浴びると、天を仰いだ。
この日に合わせ、投手中心の調整をしてきた。前回2日の先発から野手出場は一度もなし。野手での出場が可能だった8日・ソフトバンク戦(旭川)には帯同せず、札幌屋内で投手調整に専念した。
だが結果は完敗。「大エースになるために足りないものがある。次に生かしてくれると信じてる」と栗山監督。この悔しさを糧に、さらなる成長の期待を込めた。