藤浪「まず優勝」そして日本を背負う
11月に日本と台湾で初開催される国際大会「プレミア12」に出場する日本代表の1次登録45選手が10日、発表され、阪神からは藤浪晋太郎投手(21)が唯一選ばれた。広島からは12球団最多の5選手がメンバー入り。日本ハム・大谷翔平投手(21)も名を連ねた。10月上旬に最終登録される28選手が発表される。
まだ正式なメンバーに選ばれたわけではない。今は阪神の優勝争いに全力を注ぐだけだ。藤浪は「プレミア12」の1次登録メンバーに選出されたことを受け、あらためて残りのシーズンへの意気込みを口にした。
「シーズンが終わってからのことなんで、別に今は関係ないかなと思いますし。目の前の試合が大事なんで、そこに関してはあまり考えずに、シーズンで優勝することだけに集中したいです」
7月に発表された候補の段階から選手が絞り込まれた中、阪神では唯一の選出。今季はここまで24試合に先発してリーグトップタイの12勝を挙げ、防御率も2・53。球界を代表する投手へと成長を遂げており、登録メンバー入りは順当だ。
小久保監督は「基本的に先発8人ぐらいを考えている」とした上で、藤浪については「有力な候補の一人ですね」と期待を寄せた。
「シーズンが終わった上で選んでいただいてプレーできるならいいですし、先のことは一切考えていない。まずシーズンで優勝することに集中して、今は代表のことは関係ないかなと思います」
まずは優勝争いの中で、結果を残す。「勝つことに重きを置いて1試合1試合頑張っていきたい」。その積み重ねが、結果的に代表のユニホームにつながる。