ヤクルト・小川 課題克服し中日倒す
ヤクルト・小川泰弘投手(25)が中9日で12日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発する。今季中日戦は、3試合に投げ防御率7・11、1勝2敗と、セ5球団の中で最も相性が悪く「やられた分、やり返さないと」とリベンジに燃えている。
7月14日の中日戦では、地元の愛知県田原市から大挙して駆けつけた家族、応援団の前で、3回2/3で4失点と不本意な結果だった。
球宴期間中にクイック投法とテンポアップという課題を克服。球宴後は7試合に投げ、6連勝と高い修正能力をみせている。「前回はクイックができていなくて、走者を出してから気にして長打、という悪いパターンでやられた。やってきたことを出していきたい」と“ニュー・ライアン”で勝負する。
8日にプロ入り後2度しか経験のない中5日で登板予定だったが、9日にスライドし、2日間とも雨で流れて調整し直した。「ここまで来たらやるしかない。こういう状態(優勝争い)で投げられる喜びを感じながらチームの勝利に貢献したい」と、フル回転する覚悟だ。