巨人・菅野10敗目…坂本痛恨の失策
「広島1-0巨人」(15日、マツダスタジアム)
孤軍奮闘だった。巨人・菅野が7回をわずか2安打に抑えながら、坂本の適時失策による1失点に泣き、痛恨の10敗目。打線も援護できず、連勝は3でストップした。菅野は「勇人さん(坂本)には何度も助けられているので。負けるのは悔しい」と、唇をかんだ。
二回、1死。新井に与えた四球が命取りになった。続く田中に左前打を浴び、一、二塁のピンチ。安部は三ゴロに仕留めて2死一、三塁としたが、石原の遊ゴロを坂本が失策。重い1点を失った。
菅野は「(二回は)四球絡みで先制点を与えてしまったことが悔やまれる」と反省。ただ、エースを責めることは誰もできない。原監督が「非常にいいピッチング」と言えば、痛恨ミスの坂本は「あの1点で負けた。申し訳ない」と落胆した。
首位ヤクルトとのゲーム差は1・5に広がり、4位広島に1・5差と迫られた。18日からは敵地でヤクルトとの2連戦。「しっかりと、戦っていきます」と指揮官。王者の底力が試される。