原巨人逆転Vへ泰然自若「どれも重要」
巨人・原辰徳監督(57)が17日、首位ヤクルトとの2連戦へ闘志を燃やした。ジャイアンツ球場での全体練習を終え、チームの充実ぶりに手応えを感じ取った指揮官。連勝して、2ゲーム差を一気になくしてみせる。
神宮での決戦を前に、原監督はどっしりとしていた。「コンディション的に悪い人はいない。けが人とかもいないし、いい状態であしたから迎えられる」。心配していた5番・長野についても「緊張感があった」と、打撃練習を見届け、頼もしそうに話した。
バレンティンの復帰にも「その時はその時でしょう」と動揺を見せなかった。斎藤投手コーチは「長打のある、嫌な打者が加わった」と警戒しつつ「度胸がなきゃダメ。逃げ出したら終わり」と、投手陣には真っ向勝負を期待した。
初戦を務めるのは現在10勝、チームの勝ち頭のマイコラス。「本塁打の記録保持者ということは聞いているけど、相手が誰でも変わらない」とクールに意気込む右腕に「先陣を切ってほしい」と指揮官もエールを送った。
3連覇中の王者チームらしく、泰然自若。「どこも大事。どれも重要。いい結果が出ても、違う結果が出ても、スタンスは変わらない」と、決意を語った。