武田、花添えた12勝!気迫でレオ圧倒
「ソフトバンク5-3西武」(17日、ヤフオクドーム)
重圧がかかる先発マウンドで、ソフトバンク・武田が大役を果たした。7回を1失点。自身12勝目でリーグ連覇をたぐり寄せた。「正直、調子はあまり良くなくて。ファンの皆さんの声援があったから。勝ててよかった」と感慨に浸った。
気迫で圧倒した。五回、2点差に迫られてなおも1死満塁のピンチ。ここで踏ん張った。シーズン200本安打を達成した秋山を一ゴロに仕留め、脇谷は内角高めの146キロで空振り三振。両手でガッツポーズし、感情を爆発させた。
前日16日は胴上げの可能性があったにもかかわらず、オリックス戦(京セラ)のゲームセットを待たず福岡に戻り、準備した。「しっかりと調整できました」。エースを目指す高卒4年目は自分の仕事に集中していた。
リーグトップ13勝の日本ハム・大谷とは1勝差。工藤監督からは成長は認めてもらっているが、「12勝はまだまだ」とお立ち台からハッパをかけられた。「残り試合全部勝つ。それしかない」。歓喜の夜をエネルギーに変え、初のタイトルをつかみにいく。