巨人2位浮上 菅野7回0封10勝目

 「巨人3-0阪神」(22日、東京ドーム)

 これがエースだ。先発の巨人・菅野が7回無失点10奪三振の好投でプロ入りから3年連続となる10勝目。「ちょっと長かったけどまだ貯金もつくれていない(10敗)ので、残りを勝って優勝できるようにしたい」とお立ち台では次戦に視線を向けた。阪神と入れ替わりでチームも2位浮上だ。

 テーマは明確だった。初回、三者凡退に切ると、ピンチを切り抜けたわけでもないのにガッツポーズ。「福留さんの前に走者を出したくなかった」。試合前までで13打数8安打と打たれている相手。結果2打数1安打1四球と、この日も福留にはやられたが、その前に走者を出さなかったことが無失点投球につながった。

 普段厳しい指摘が多い原監督も、この日は菅野を絶賛。このところ中5日や中10日など、登板間隔がイレギュラーな日が続くが「どういうわれわれの考え方に対してもしっかり聞いて励行してくれる。そういう意味ではプロらしさは芽生えつつあると思います」と目を細めた。

 東京ドームには4万6795人のファンが集結。実数発表となった2005年以降、2012年7月12日の広島戦の4万6831人に次ぐ数字を記録した。その前で見せた勇姿。次戦は中4日で27日・ヤクルト戦。今季の行方を占う可能性がある一戦でも菅野が躍動する。

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