坂本V弾!巨人も4連勝!M点灯許さん
「巨人2-0広島」(24日、東京ドーム)
本拠地に歓喜をもたらした。巨人・坂本が決勝の12号2ラン。チームを4連勝に導き、首位ヤクルトとの2ゲーム差を死守した。主将は「必死に一球のボールに食らいついて打った結果が、ホームランになった」と、会心の一撃を振り返った。
四回、1死二塁。野村が投じた内角シュートに鋭く反応した。打球は大歓声の後押しを受け、左翼席上段へ。原監督が「インサイドをさばけるのが、彼の特長。今シーズン一番の飛距離が出たね」と称賛する完璧な一発だった。
試合前の時点で、9月は打率・204と不調。22日の練習では指揮官から助言を受け、右肩が下がる悪癖を修正した。継続して不振脱出の糸口を模索し、この日の練習前にも打撃フォームの映像を入念にチェック。必死にもがき、本来のスイングを取り戻した。
東京ドームでは球団タイとなる11連勝を飾った。26日から首位ヤクルトと天王山2連戦。逆転Vの機運が高まる本拠地に宿敵を迎え撃つ。原監督が「地の利を存分に使って暴れたい」と宣言すれば、坂本は「強いチームですけど、僕らも負けられない。2連勝して優勝に近づけるように頑張ります」と約束。チーム一丸となり、大一番に臨む。