巨人・菅野、日本シリーズモードで戦う
巨人・菅野智之投手(25)が25日、ジャイアンツ球場でランニング、キャッチボールで調整。先発予定の27日・ヤクルト戦(東京ドーム)に向け「日本シリーズモード」で戦う決意を示した。2ゲーム差で追うヤクルトとの2連戦。エースが中4日で首位をたたく。
今季4度目の対戦。ここまで0勝3敗とやられているが、今回の場所は苦手の神宮ではなく、本拠地・東京ドームだ。「しっかり試合をつくる。1点でも少なく。チームに勝ちをつけたい」と言葉に力を込めた。
26日の試合に負けるとヤクルトにマジック「3」、引き分けで「4」が点灯する。連敗ならば「1」と、絶望的な数字になる。緊迫した状況だが、「緊張はない。心地いいくらいの緊張感はあるけど、命まで取られるわけではない」と落ち着き払っていた。
思い出されるのはルーキーで出場した2013年の楽天との日本シリーズ。「あの状況に勝る経験はなかなかできない」。11月2日の第6戦、楽天のエース・田中(現ヤンキース)に投げ勝ち、シーズン負けナシで来ていたマー君にその年、唯一の黒星をつけた。
今こそ、その経験を生かすとき。「日本シリーズを思い出しながら、マウンドに上がりたい」。大舞台で得たものを、最終局面で発揮する。