ロッテ涌井13勝目 3位西武と0.5差
「ロッテ6-3ソフトバンク」(25日、QVCマリンフィールド)
エースは黙々と腕を振った。ロッテ・涌井が7回3失点で、リーグトップの日本ハム・大谷に1勝差に迫る13勝目。チームは試合のなかった3位・西武に0.5ゲーム差に肉薄した。
「勝てたことが良かった。まず0.5差に縮められたのは大きいですね」。五、七回に柳田に打たれたソロを「2死からの柳田の2発が余計だった」と反省したが、負けられない戦いでエースらしい投球が光った。
102球で降板したが、左足甲の骨折が判明した西野が離脱したことから、首脳陣には「自分がまだ行きます」志願した。伊東監督には「投げる試合は全部勝ちます」と宣言している。指揮官は「表には出さないけど、内に秘めた闘志は、かなり強いものを持っているよ」とうなずいた。
今後、中5日で10月1日の日本ハム戦、中4日で今季最終戦の楽天戦に先発予定。ただ自身6年ぶりとなる最多勝のタイトルには「全部終わった後にあればいい」。まずはチームの逆転CS進出を目指す。