ロッテ大嶺祐8勝 CS争い対決へ弾み
「ロッテ3-1ソフトバンク」(27日、QVCマリンフィールド)
これ以上、離されてはならない。3位西武とのし烈なCS争い。「マウンドに上がる前は不安でしたけど、気持ちだけは負けないように行こうと思いました」。自らを奮い立たせたロッテ・大嶺祐が7回3安打無失点の力投。西武も勝ち、ゲーム差は1・5のままだが、28日の直接対決に向け弾みとなる勝利を呼んだ。
前日の死球で柳田が欠場したが、どこからでも一発が出る鷹打線。それを気迫で封じ込め「大事な試合というのは分かっていた。真っすぐも低めに決まり、自分のピッチングができたと思う」と納得の表情。伊東監督は「明日に備える試合ができた。粘りながら大嶺君がゲームをつくってくれた」とたたえた。
いよいよ大一番。「明日勝てばチャンスは当然あると思う。より集中力を持って戦うだけです」。指揮官は静かに闘志をみなぎらせた。