ライアン小川決めるゾ!ヤM1再挑戦
ホームのファンに歓喜の瞬間を見せる。14年ぶりの優勝へマジック「1」としているヤクルトが30日、都内の神宮外苑で全体練習を行った。1日の阪神戦(神宮)に先発予定の小川泰弘投手(25)は、今季の本拠地最終戦での優勝決定に意欲を示した。
この日はキャッチボール、ダッシュなどで汗を流した小川。大一番を前に「緊張すると思いますけど、ここまでチーム全員で戦ってきたので、野手、チームメート、スタッフの人たちの気持ちを背負いながら1球1球投げていきたい」と表情を引き締めた。
今季、阪神とは6月30日に対戦したのみ。6回2失点に抑えているが、「中軸が強力なので、その前に走者を出さないように。打順の巡りを見ながらしっかり勝負したい」と警戒は緩めなかった。
当日は、優勝を逃した29日の今季最多3万3522人を上回る観衆が詰めかけることが予想される。神宮Vのラストチャンスに「投げさせてもらえることに感謝したいし、今までやってきたことを信じながら自分の力を出すことを考えたい。神宮のファンの前で優勝したいし、一日でも早く決めたい」と意欲十分。ライアンの右腕が栄光をつかむ。