ヤクルト雄平 大仕事!サヨナラV打

 「ヤクルト2‐1阪神」(2日、神宮球場)

 不振に苦しんだ男が、最後の最後に大仕事をやってのけた。同点の延長十一回2死一、三塁。ヤクルト・雄平が一塁線を鋭く破るサヨナラ安打を放ち、14年ぶりのリーグ優勝を決めた。

 「無心でした。正直、何が起こったのか分からなかった。(打てば)サヨナラということも、打席に入って一度は忘れていた」という。それでも殊勲の一打に「胴上げがホントに最高でした」と笑顔がはじけた。

 昨季のブレークから一転、今季は不振に苦しみ続けた。それでも「このままでは終われない気持ちだった。何とかチームに貢献したかった」と雄平。9月は打率・347と調子を上げ、混セを抜け出すチームの快進撃に貢献。長いトンネルの先に、歓喜の時が待っていた。

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