王会長「大変残念」社会人の自覚促す
巨人・福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していた問題に関して、OBでもあるソフトバンク・王貞治球団会長(75)は6日、都内で参加していた2020年東京五輪のエンブレム委員会後に、報道陣の取材に応じた。
今回の問題に「影響が大きいので、もう少し中身が分からないとコメントできない」とした上で、球界の信頼を揺るがす事態となったことには「起きたことは大変残念だけど、みんなが気をつけていこうと警鐘として受け止めるしかない」と神妙な面持ちで話した。
さらに「プロ野球選手であるのとは別に、一社会人でもある。個人で判断してもらうしかない」と、選手一人、一人が社会人としての自覚を持った行動を取らなければいけないと注意を促した。
東京五輪に向けて、開催都市が提案する追加種目に選ばれた直後の不祥事で、種目復帰への影響が懸念されるが、「僕がどうこう言っても、復帰になるかどうかに影響はない」と意見を述べることはなかった。