オリ上位指名検討…トヨタの27歳上杉
オリックスが今秋ドラフトでトヨタ自動車・上杉芳貴投手(27)の上位指名を検討していることが6日、明らかになった。
上杉は最速153キロを誇る本格派右腕で、スライダー、フォークのキレも鋭い。豊田西、中京大時代もスカウトから評価されたが、プロ志望届を提出せず進学、就職の道を選択。トヨタ自動車入社後はケガと戦いながらも着実に実績を残し、社会人を代表する投手に成長した。
オリックスは高校時代から上杉を評価。球団関係者は「いい投手に間違いない。中継ぎタイプ」と分析。来年は28歳のシーズンとなるが、1年目から1軍で活躍できる要素を備えており、ロッテなども注目している。
昨季は12球団ナンバー1の陣容を誇ったオリックスのリリーフ陣だが、今季は岸田、比嘉、佐藤達、馬原、平野佳が相次いでケガで離脱。終盤で逆転を許す試合も多かった。リリーフ陣強化へ、上杉はうってつけの存在と言える。