ヤ川端バースデー猛打賞さすが首位打者
「セCSファイナルS・第3戦、ヤクルト2-0巨人」(16日、神宮球場)
首位打者のバットが止まらない。この日、28歳の誕生日を迎えたヤクルト・川端が、3安打の固め打ちで自ら花を添えた。CS3試合で11打数7安打、打率・636の大暴れで「しっかり振れている。調子はいい」と声を弾ませた。
初回の第1打席。「カットしようと思った」という内角低めのスライダーを左前に運び波に乗った。四回の第2打席で遊撃内野安打。六回の第3打席では右前打を放ち、雄平の併殺打の間に先制のホームを踏んだ。
誕生日での安打は1年目の06年に阪神・井川(現オリックス)から放って以来。スタンドからの祝福の声に「やっぱり最高ですね」と相好を崩した。日本シリーズ進出まであと1勝。ノリノリの安打製造機が、最後まで打線を引っ張る。