強すぎるソフトB!3連勝で日本S進出

 「パCSファイナルS・第3戦、ソフトバンク3-1ロッテ」(16日、ヤフオクドーム)

 パ・リーグはリーグチャンピオンのソフトバンクがロッテ相手に3連勝を飾り、4勝0敗(アドバンテージの1勝を含む)で2年連続の日本シリーズ進出を決めた。セ・リーグはヤクルトが巨人に連勝し、対戦成績を3勝1敗(同)とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。

 1カ月前のリーグ優勝の時よりも少し落ち着いた表情で、工藤監督が9度、宙を舞った。「前回より体が重たくなっているので、選手に申し訳なかった。ドームの天井が近く感じるくらい上げてもらって気持ちよかった」。ロッテに3連勝し、今年2度目の胴上げ。下克上を阻止し、リーグの王者として、堂々と日本シリーズへと歩を進めた。

 有言実行の全勝突破だ。CSファイナルS初戦を翌日に控えた13日。指揮官は「一つも負けるつもりはない」と、何度となく口にした。3連勝することを自身にもナインにも厳命した。

 現役時代に日本シリーズに14度出場し、11度の日本一を経験。短期決戦は一つの試合、一つのプレーで流れが変わる。その目で見て、肌で感じてきた。「一つ負ければ(ロッテが)勢いに乗ってくるというのがあった。絶対に負けないという強い気持ちを持たないといけないので、そういうふうに言い続けてきた」

 今CSでは3試合とも1、2番を入れ替えたが、すべて初回に好機をつくった。第1戦では五回途中で先発の武田をあきらめ、千賀を投入し継投に成功。第3戦でも七回無死一、二塁のピンチで千賀を送り出して無失点にしのいだ。シーズン中同様に、そのタクトはさえ渡った。

 勝利監督インタビューでは、主将と4番を任せた内川、裏からチームを支えたスタッフに感謝の言葉を送るとともに、高らかに宣言した。

 「日本シリーズも、一つも負けるつもりはありません」

 球団初の連続日本一まで、あと4勝だ。

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