ロッテ“脱下克上”へ エディーから学べ

 ロッテ・伊東勤監督(53)が17日、今秋の鴨川キャンプ(11月1日~20日)で、ラグビー日本代表に倣い、「世界一の練習量」を課すプランを明らかにした。CSファイナルS敗退から一夜明け、福岡市内の宿舎で取材に応じた指揮官は、来季の続投要請を受諾したことを明かすとともに、確固たる強さを身につけるため、ハードワークの敢行を説いた。

 「朝5時からとは言わないけど(1日を)2~3回に分けて練習したり」。エディージャパンは1日3~4部の練習をこなし、世界に通用する組織となった。ソフトバンクの厚いカベに屈し、過酷に体をいじめ抜くことこそが、来季につながると力説した。

 「来年は『下克上』じゃなく、下位チームが来るのを待ち受けたい」と指揮官。日本一に輝いた10年は3位、05年はプレーオフを制したチームが優勝扱いだったものの、シーズン2位。「1位」は、後期優勝を経て日本シリーズを制覇した74年が最後だ。

 目指すは「脱・下克上」。歴史を変えたエディージャパンのように、長らく遠ざかる快挙をもたらす。

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